健康診断、健康管理について
(1)嘱託医による健康診断、歯科健診等の実施
保育所等における児童の健康診断については、学校保健安全法(昭和33年法第56号)の規定に準じて、実施しています。
- 内科検診
- 対象/全児童、回数・時期/2回(春・秋)
- 歯科検診
- 対象/全児童、回数・時期/2回(春・秋)
- 尿・蟯虫検査
- 対象/全児童、回数・時期/2回(春・秋)
(2)提携医療機関
- 下地第2脳神経外科
- 医師名:下地 隆
- 住所/石垣市新川1695-123 電話/0980-88-5150
- サザン歯科クリニック
- 医師名:砂川 和徳
- 住所/石垣市登野城2-6 電話/0980-83-4658
(3)健康管理、与薬について
健康管理
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- 園で体温が、37.5度以上になった場合は、個人の平熱を考慮し様子を連絡します。38度を超えた時にはすぐにお迎えをお願いいたします。
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- 保育中に食事が摂れない、嘔吐、下痢等で活動に参加できないような場合にはお迎えをお願いすることがあります。
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- 前日発熱があり、ご家庭で健康上変わったことがありましたら登園時にお知らせください。
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- 予防接種後は、副反応の可能性がありますので家庭保育の協力お願いいたします。
与 薬
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- 園での与薬はお受けしておりません(医師法第22条)1日3回の内服処方については、1日2回もしくは時間調整(できるだけ家庭で服用できる処方)が可能かどうか主治医に相談してください。やむを得ず薬を持参(1回分ずつ袋に持たせ薬に記名してください)され鵜場合は、「与薬依頼書」の記入をお願いします。
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- 市販薬の受け付けはできませんのでご了承ください。
(4)感染症による登園基準
保育園は、乳幼児が集団で長時間生活を共にする場です。感染症の集団発症や流行をできるだけ防ぐことで、子どもたちが一日快適に生活できます。以下を参考に子どもの登園時期の配慮をお願いいたします。
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- 「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」「学校保健法施行規則」の「幼稚園、保育園においてよくみられる感染症」の登園、休園基準」を基に、下記の基準を定めています。
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- 下記のうち(A)は医師の証明書(園にあります)の提出が必要です。(B)及び(C)は症状により、医師の証明書の提出を求める場合があります。但し、証明書があっても園児の体調が悪く保育しかねる場合は、登園を控えていただくことがあります。
保育園において特に予防すべき感染症・伝染病登園停止期間(登園のめやす)
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- 登園停止が必要な伝染病(A)
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- 条件によって登園停止の処置が必要と考えられる伝染病(B)
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- 通常登園停止の措置は必要ないが、医療的な見解・相談が必要な伝染病(C)
(5)インフルエンザについて
- ①
- 感染経路 保育所で感染伝播する場合の主な感染経路は飛沫感染であり、他に接触感染でも感染します。
- ②
- 感染したときの症状 典型的な発症例では、感染後1~4日間(平均2日間)の潜伏期間を経て突然の高熱が出現し、3~4日間続きます。全身症状(全身倦怠 けんたい 感、関節痛、筋肉痛、頭痛)を伴い、呼吸器症 状(咽頭痛、鼻汁、咳嗽 がいそう (咳))がありますが、約1週間の経過で軽快します。合併症として 肺炎、中耳炎、熱性けいれん、脳症を併発する可能性があるので、注意が必要です。
- ③
- 予防方法 インフルエンザの予防の基本はワクチンの接種です。インフルエンザワクチンを接種しても、インフルエンザウイルスの感染を防ぐことはできませんが、感染後の発症率と発症後の重症化 率を下げることが期待できます。
(6)感染症対策
① 食中毒予防について
給食業務については、八重山保健所の指導を受けるなど、衛生面、安全面に配慮しています。園児は手洗いの励行と、手拭きにはペーパータオルを使用します。
- ※
- 調理担当、調乳担当職員は、毎月1回腸内細菌検査を受けています。
② 頭ジラミについて
季節に関係なく、清潔にしている場合でも発生します。園で発生しましたら、集団発生を防ぐためにお知らせしますので、駆除にご協力お願いします。
※ 園での予防対策
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- 関係機関から感染症の情報がありましたら、掲示板や口頭で情報の共有を周知します。
- ※
- 園でも日々、手洗い、うがいなど清潔に過ごすことを励行しています。ご家庭でもご協力ください。
参考:保育所における感染症対策ガイドライン2012改訂版 厚生労働省
(7)乳幼児突然死症候群(SIDS)について
睡眠中の赤ちゃんのSIDSをなくしましょう
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- 睡眠中に赤ちゃんが死亡する原因には、乳幼児突然死症候群(SIDS:Sudden Infant Death Syndrome)という病気のほか、窒息などによる事故があります。
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- SIDSは、何の予兆や既往歴もないまま乳幼児が死に至る原因のわからない病気で、窒息などの事故とは異なります。
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- SIDSの予防方法は確立していませんが、以下の3つのポイントを守ることにより、SIDSの発症率が低くなるというデータがあります。
1歳になるまでは、寝かせる時はあおむけに寝かせましょう
SIDSは、うつぶせ、あおむけのどちらでも発症しますが、寝かせる時にうつぶせに寝かせたときの方がSIDSの発生率が高いということが研究者の調査からわかっています。医学上の理由でうつぶせ寝を勧められている場合以外は、赤ちゃんの顔が見えるあおむけに寝かせましょう。この取組は、睡眠中の窒息事故を防ぐ上でも有効です。
できるだけ母乳で育てましょう
母乳育児が赤ちゃんにとっていろいろな点で良いことはよく知られています。母乳で育てられている赤ちゃんの方がSIDSの発生率が低いということが研究者の調査からわかっています。できるだけ母乳育児にトライしましょう。
たばこをやめましょう
たばこはSIDS発生の大きな危険因子です。妊娠中の喫煙はおなかの赤ちゃんの体重が増えにくくなりますし、呼吸中枢にも明らかによくない影響を及ぼします。妊婦自身の喫煙はもちろんのこと、妊婦や赤ちゃんのそばでの喫煙はやめましょう。これは、身近な人の理解も大切ですので、日頃から喫煙者に協力を求めましょう。
SIDSは保育園のみではなく家庭でもおこりえることだと考えております。海邦保育園では、入園時、お子さまの健康調査をおこない体調管理には十分留意しております。また、睡眠時には年齢ごとの時間に睡眠チェックを行っております。日々の体調管理の中でご家庭で気になる事がありましたらお知らせいただき意見交換おこないたいと思います。保育園と家庭とでお子さまの命を守る取り組みを行ってまいりましょう。